今年で「木工家がつくる椅子展」は10回目を迎えることになりました。
このように回数を重ねてこられたのも、ひとえに皆様方のお陰であり、厚く御礼申し上げます。
年に1度の展示会ではございますが、今後とも皆様のご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いします。

 

普段は生活の中で使用しないかもしれないけど、必要な時にあると便利な折り畳み椅子。小さく畳んで仕舞ったり、持ち運びしやすいなど、生活の中で活躍する場面があるかと思います。折り畳み椅子はただ単純に座るものではなく、実際に稼働させるためのモデリングや高い加工技術を要します。
昨年と同じテーマですが、昨年出品された方は出品作をブラッシュアップしたり、新作に挑戦するなどしてご出品ください。また、今年新たに出品される方も昨年の出品作やそれについてのプレゼン・コメントなども参考にされて挑戦されることを期待しています。

※ノックダウン・組み立て式・スタッキングはコンセプトが異なりますので、原則不可になります。構造として一体となっているものが可動するデザインとします。

■ 折り畳み椅子（ギャラリートーク有り）
参考資料URL　 http://collection.musabi.ac.jp/web/exhibit_list.do?data_id=105

 

会場は「文化のみち橦木館」です。
方針として多くの方にお座りいただく参加体験型の展示会ですのでご理解いただきたいと思います。今回展示される椅子は、すべて自由に座っていただく、ということは折り畳みも自由に動かして見る、ということになりますのでご了解下さい。

 

サブ企画といたしましては、島崎信　武蔵野美術大学名誉教授のギャラリートーク（6月3日(日)10:00～）を行う予定です。
ギャラリートークはご自身が作られた椅子について島崎先生と一般のお客様の前でプレゼンをして、先生にコメントしていただく形式ですので、出品された方はできるだけご参加下さい。
ただし、時間の都合で、プレゼンしていただく椅子は、先生に選んでいただく可能性もありますので、ご了解下さい。

 

今回の企画にあたって橦木館のご協力により、名古屋市内に幅広く広報していただけます。多くの方にご覧いただけると思いますので、みなさんのご参加を心よりお待ちしております。

木の椅子展実行委員会

榊原 厚
谷 進一郎
大西　功起