こんにちは。木工家ウィーク実行委員会・事務局長の久津輪です。今年はフォーラムを担当しています。
フォーラムでは、タレントで書家の矢野きよ実さんにクライアントになっていただき、矢野さんの暮らしのための椅子を我々の代表・井崎正治がつくります。できあがった椅子をもとに、お二人にトークショーで魅力を語っていただく予定です。
この企画、「木工家のつくる家具の魅力って、できあがったモノの良さももちろんだけど、できあがるまでのお客さんとのプロセスにこそ魅力があるんじゃないか。だったら完成品を見せる展示会じゃなくて、プロセスを見せる企画ができないか」という思いから始まりました。
さらに、木工家具や小物のバラエティに富む企画展が6つあります。ご出展いただく木工家のみなさん、来場を楽しみにお待ちのみなさん、どうぞよろしくお願いいたします。
フォーラムを含め7つの企画の魅力をさらに詳しくお伝えしたいと、今年はB5判24ページの公式ガイドブックをつくることに決めました。前半には矢野さんの椅子づくりのプロセスを詳しく伝えるレポートを載せ、後半は、6つの企画展の責任者が自ら各企画の魅力を綴った文章や、会場マップ、を掲載します。また出展者全員のリストを掲載させていただきたいと思っています。
ガイドブックをつくることに決めたのは、一昨年「クラフトフェアまつもと(工芸の五月)」の運営を学びに行った際、三谷龍二さんから「作り手は文章はヘタでもいいから、自らの言葉で伝えることが大事だよ」と言われたことがきっかけでした。ご存知の方も多いと思いますが、松本では三谷さんが自ら編集する「工芸の五月」という美しいガイドブックをつくっておられます。
また、木工家ウィーク実行委員会で、「この小冊子がお客さんにとって、木工家に家具をオーダーするときのガイドのようなものになればいいね」と話しました。そのような思いで制作しています。
このガイドブックは、木工家ウィーク会場等で1部500円で販売する予定です。この収益はすべて今年度の木工家ウィークの運営に充てられます。
みなさまからお客さんへ、この小冊子をぜひお薦めいただければと思います。また可能でしたら、まとまった部数をご予約いただけると助かります。各企画展の責任者を通じてお申し込みください。
どうぞよろしくお願いいたします。
久津輪 雅
木工家ウィーク実行委員会・事務局長