2008年に始まった「木工家ウィークNAGOYA(以後、ウィーク)」は2021年で14回目を迎えます。
皆様のご支援があったからこそ、このように長きにわたり開催し続けることができました。心よりお礼申し上げます。
昨年は新型コロナウィルスの感染拡大のため開催中止を余儀なくされました。今年は、2019年から2年ぶりの開催となります。
コロナにより人々の暮らしががらりと変わりました。直接会うこと、話すことが制限され不都合な部分もありますが、リモートワークやオンラインショッピングなど加速度的に広がり、「新しい日常」とよばれるものに人々はすでに適応しています。
そういった暮らしの変化の中で、巣ごもり需要と呼ばれる家での時間の使い方の見直しや家で使っている家具などの見直しで木工の分野では新たな需要があったのではないかと感じます。また、ウェルネスやSGDsの取り組みへの関心の高まりから、より人にやさしい、より環境にやさしいものづくりの在り方も追及していくことが求められています。
これまでウィークは、木工家という存在を広く知っていただく場として作品の展示会やフォーラムを続けてきました。これからは、業界の垣根を超え、また一般の方たちと共に、これからの時代を考えていかなければいけません。
木工家ウィークは、一般の方と一緒に木を知り、楽しみ、考えるリアルな場として、多くの人にその魅力を伝えていきます。木のものづくりの体験を通して、技術をしり、道具をしり、そして「本物」をしる。
木工家ウィークは、その文化を創るイベントと捉え、木工の新しい時代に関わる皆様と共に築いていきたいと考えています。
つきましては、誠に恐縮ではありますが、貴社にご協力を賜りたく、お願いを申し上げる次第です。
ご検討の程、どうぞよろしくお願いいたします。
木工家ウィーク実行委員会 実行委員長
和田 賢治