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お知らせ

2022.07.08

「木工家ウィークNAGOYA・2022」を終えて

コロナ禍の終焉が未だ見えない中、万全の対策の中、できることをやろうという消極的でありながらも攻めた「リスタート」としての開催となりました。

 

企画数としては、コロナ流行前と比べると正直激減していましたが、会期中の内容としましては協賛企業様からいただいた声援に対し、開催規模を補えるよう実行委員会としても奮闘いたしました。

 

ただ、参加された様々な立場のかたからのご意見を集約すると、充分に満足いただける内容に至らなかった側面があることも否めません。

 

そんな中でも、唯一、ポジティブに実感できたことがあります。

コロナ禍において、オンラインイベントやSNSなどインターネットの恩恵を受けることが様々な場面で見受けられました。

 

そのような状況においても、今回「木工家ウィークNAGOYA

・2022」をいつもの時期にいつもの場所で開催することで、リアルに顔を合わせて、実際のモノを持ち寄り交流するということの大切さをあらためて実感いたしました。

我々の木工という仕事は、現実として山に生えていた樹木を伐採した木を素材とし、刃物や工具を使い加工、制作し、生身の人が暮らしの中で使う道具であるという性質上、どれだけオンラインやメタバースが発展していったとしても、それだけで完結するとは未来を想像してもそうはならないはずなんです。

 

ブームやムーブメント的に盛り上がった過去があったとしても、我々はそれに影響されず、自分達が木工の未来、人の暮らしの未来をどのように考え実現せんと、その規模に関わらず試行し続けていたいと考え、問い続けながら来年度の開催へとバトンを繋げたいと思います。

 

木工家ウィークというのはなんなのか、

木工家が自ら考え企画し、開催する木工家ウィークとはなんなのか…ということを問いながら…

 

木工家ウィークNAGOYA・2022 無事に会期を終えることができたこと、すべての関わってくださった皆さまに感謝いたします。

 

木工家ウィークNAGOYA・2022 実行委員会代表 賀來寿史 

 

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